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神取忍(かんどり しのぶ)

女子プロレスラー。元参議院議員。1964年10月30日生、神奈川県出身。横浜学園高校卒業。本名:神取しのぶ。身長170cm、体重75kg。

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スポーツで成功するには才能努力運と、もう一つ

躾に厳しい父

 三人姉兄の末っ子として生まれる。測量技師をしていた父親は躾に厳しく、一度イタズラをした時は麻袋の中に入れられてヒモで縛られ公園に捨てられたという。

岡村中学時代はスケ番として

 子供の頃から男勝りのおてんばで『男女』や【 あしゅら男爵 】(『マジンガーZ』の男女合体サイボーグ)とあだ名され、岡村中学時代は喧嘩負け知らずのスケ番としてその名を轟かせる。フォークデュオ【 ゆず 】は同校の後輩。

中学3年で柔道を始める

 見兼ねた父親の勧めで中学3年の時に近所の道場に入門して柔道を始める。初めは軽い気持ちだったが、小学生に簡単に投げ飛ばされて「柔道を覚えれば無敵になれる」と感じて練習を続け、高校2年で全日本選抜体重別選手権(当時は「全日本女子柔道選手権」)の地区予選に出場。大会初出場ながら見事勝ち抜くも、本大会は初戦で一本負け。それからは本気で練習に打ち込み、翌年は準優勝。一躍注目を浴びて大学や実業団から誘いを受けたが、全て断って高校卒業後は職を転々としながら常識外れの練習量で実力を伸ばした。

町道場で練習し

 83年の全日本選抜体重別選手権では初優勝をオール一本勝ちで飾り(85年まで3連覇)、同年の第1回福岡国際女子柔道選手権は準優勝。翌84年はカナダ国際で国際大会初優勝を果たすも優勝候補だった世界選手権は惜しくも3位。85年の福岡国際(3位)を最後に柔道を引退した。強豪校や実業団に所属せずに一貫して町道場で練習し、型破りな態度が物議を醸す異端児だったが、同時代に活躍した山口香は「続けていれば必ず世界王者になれる器だった」と語っている。

プロレスラーに転身

 引退後友人の勧めで新設のプロレス団体『ジャパン女子プロレス』に入団。86年の旗揚げ戦でジャッキー佐藤を相手にメインイベントでデビュー(フォール負け)して以降プロレスラーとして活躍。新団体『LLPW(現LLPW-X)』の設立や女子総合格闘技『L-1』参戦などで注目を集めたほか、男子レスラーにも勝利し『ミスター女子プロレス』と呼ばれる。2000年に出版した写真集【 PHYSIQUE 】では肉体美を披露している。

参院選落選するも繰り上げ当選

 04年の参議院選挙に自民党比例代表として立候補するも次点で落選したが竹中平蔵前総務相の議員辞職に伴い06年10月に繰り上げ当選。参議院議員となったが10年7月の参院選で落選した。

 現在もプロレスラーとして活躍し、株式会社LLPW-Xの代表も務めている。

関連人物

ダンプ松本 長与千種 山口香

LAST UP 2017/08/13