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宮浦健人(みやうら けんと)

バレーボール選手:ジェイテクトSTINGS所属。生年月日:1999年2月22日。熊本県荒尾市出身。早稲田大学卒業。ポジション:オポジット。身長190㎝。血液型:A型。

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バレー一家に生まれ

 両親とも実業団バレー選手の家に生まれ、小学2年の時、兄が所属していたバレーチームに入団してバレーを始める。そのチームには一つ上に西田寛基(現サントリー)、一つ下に鍬田憲伸(現サントリー)がおり、全国大会に出場する強豪チームだったという。

鎮西中学に進学

 地元の中学校にバレー部がなく、鎮西高校OBの父親が同校バレー部の畑野久雄監督に「鎮西中学が新設されバレー部を創部するから来ないか」と誘われ同校に進学。

 毎日片道1時間半かけて通学するも当初は部員が二人しかおらず、試合にも他校との合同チームでの出場だったが、1年生から全国屈指の強豪・鎮西高校の練習に参加して実力を磨き、3年生になると鎮西中学単独チームで大会出場できるようになった。中学時代の最高成績は県大会ベスト4。

春高準優勝

 鎮西高校に進学すると1年生から春高に出場(1回戦敗退)。2年生の春高では準優勝し、3年生になるとキャプテンに就任。春高優勝を目指すも、2016年4月に熊本地震が発生。鎮西高校の体育館は半壊し、他県の体育館をバスで回り、限りある時間で練習に打ち込む。

 3年生の春高では大会ポスターに選ばれ、前年準V校として優勝候補に挙げられるも、初戦(2回戦)敗退に終わった。

世界ユース銅メダル

 早稲田大学に進学すると、1年生からレギュラー入りして関東大学バレー秋季リーグ戦で4年ぶりのリーグ優勝を早大史上初の全勝で飾り、全日本インカレ(全日本大学選手権)でも4年ぶりの優勝。大学1年の時にはキャプテンを務めた世界ユース選手権で銅メダルを獲得している。

Vチームを撃破

 2年生の時には春季リーグ、東日本インカレ、秋季リーグ、全日本インカレの四冠制覇に貢献。3年生5月の黒鷲旗全日本選抜大会では1年生ルーキー・大塚達宣の活躍もあり、堺ブレイザーズ、豊田合成トレフェルサ(現ウルフドッグス名古屋)などVチームを撃破して大学勢では9年ぶりにベスト8に進出した。

全日本インカレ4連覇

 大学4年でキャプテンに就任するも、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会が軒並み中止になる。感染対策を徹底して開催された全日本インカレでは4連覇を達成。MVPを獲得した。

ジェイテクト入団

 大学4年でVリーグ、ジェイテクトSTINGS入団が内定し、21年2月にVリーグデビュー。2021年にジェイテクトに入団。同年度の日本代表登録メンバーに初選出される。

 東京オリンピック出場はならなかったが、五輪後に行われたアジア選手権で銀メダル獲得に貢献。ベストオポジット賞を受賞した。

ポーランド移籍

 21-22V.LEAGUE DIVISION1では日本選手最多の651得点をマーク。フェアプレー賞も受賞。

 22年8月、ポーランド1部リーグ、スタル・ニサ移籍を発表。22-23シーズンはポーランドリーグでプレーした。

ネーションズリーグ銅メダル

 2023年のネーションズリーグでは、圧巻のパフォーマンスで龍神NIPPONの躍進の立役者の一人として大活躍。国際大会では30年ぶりにブラジルに勝利するなど開幕10連勝を飾り、準決勝で優勝したポーランドに敗れるも3位決定戦でイタリアを撃破。主要国際大会では46年ぶりとなる銅メダルを獲得した。

フランス移籍

 23-24シーズンはフランスリーグ1部、パリバレーで主力として活躍したが、24年6月、ジェイテクト復帰を発表した。

関連人物

大塚達宣 甲斐優斗 西田有志

2024年度男子日本代表

LAST UP 2024/06/08