俳優。生年月日:1944年9月20日。佐賀県出身。県立佐賀高校(現・佐賀西高校)卒業。 身長176cm。血液型:A型。旧芸名:村井国夫。妻は女優の音無美紀子。
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終戦後中国から引き揚げ
終戦間際の44年に中国・天津で生まれ、終戦翌年の46年3月に日本に引き揚げ。終戦後の中国は混乱を極めていたが、母親が幼い息子・国夫を必死で背負って帰国したという。父親は抑留されており、54年に帰国している。
劇団俳優座養成所に入所
母親の故郷・佐賀県佐賀市に居住。末っ子の甘えん坊で引っ込み思案だった息子を心配した母親の勧めで高校進学後演劇部に入部。初めは消極的だったものの、1学年の演劇部長・辻萬長の指導で稽古に励むうちに芝居に夢中になる。
卒業後俳優座養成所に入所した辻の後を追って同所を受験。約30倍の難関をくぐり抜けて63年に第15期生として劇団俳優座養成所に入所した。同期には夏八木勲や地井武男、小野武彦、高橋長英、前田吟などそうそうたるメンバーが揃っている。
映画デビュー
3年間養成所で訓練を受け、卒業後の66年に串田和美、吉田日出子、地井武男らと劇団「自由劇場」を旗揚げ。一方で映画会社『東映』と契約を結び、同年に白土三平原作の【 大忍術映画 ワタリ 】で映画デビュー。
68年にはTVドラマ【 堂島 】に出演。同ドラマで共演した女優の藤純子(現・富司純子)と恋仲を噂されたが、双方ともきっぱり否定している。
15歳上の脚本家と結婚
24歳の時に15歳上の脚本家と結婚。しかし人気脚本家と駆け出しの俳優との結婚生活は上手く行かず、3年ほどで破綻。
音無美紀子と再婚
71年にTBSの昼のテレビ小説【 お登勢 】で、自由劇場の舞台を観て以来村井の大ファンだった女優・音無美紀子と共演。共演を機に交際をスタートするとその後妻と離婚、離婚から2年後の76年に音無と結婚した。
娘の村井麻友美も女優
現在も舞台やドラマで活躍し、92年には舞台【 蜘蛛女のキス 】で芸術祭賞を受賞。持ち前の美声を生かして洋画の吹き替えなどで声優としても活躍。娘の村井麻友美も女優として活躍している。
改名
12年に芸名を村井国夫から『村井國夫』に改名。
19年には主演舞台公演期間中に心筋梗塞を発症。主演舞台『獣唄』及び『黄昏』を降板したが、20年1月に仕事復帰した。
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LAST UP 2022/04/13