川井郁子(かわい いくこ)

ヴァイオリニスト。作曲家。1968年1月19日生、香川県出身。東京藝術大学卒業。同大学院修了。

6歳でヴァイオリンを始める

 瀬戸内海に面した香川県の牟礼町(06年に高松市に編入合併)で生まれ育つ。
 音楽好きの母親の影響で幼い頃から演奏会に通ってクラシックに親しむ。6歳の時にラジオから流れてきたブルッフの【 ヴァイオリン協奏曲 】に感動して、ヴァイオリンを始めた。

芸大を目指して

 先生についたものの練習漬けになったわけではなく、好きな時に好きなだけ弾く程度だったが、小学3年の時に四国のコンクールで1位になり、4年生から東京芸大を目指して本格的なレッスンを開始。基礎から徹底的に学びなおし、高松第一高校音楽科を経て東京藝術大学に合格した。

「IKKO」としてデビュー

 卒業旅行でイギリスに行ったのがきっかけとなり、93年にイギリスでレコーディングに参加。日本でも芸名『IKKO』としてインディーズデビューを果たした。
 以後CDリリースのほか、映画音楽やバックミュージシャンなども担当。美貌を生かして映画【 絆 -きずな- 】やNHK連続テレビ小説【 すずらん 】に出演し女優としても活動した。

The Red Violinをリリース

 多岐に渡って活躍する一方で進むべき道に迷っていたが、その頃に聴いて衝撃を受けたタンゴの巨匠、アストル・ピアソラのアルバムに影響を受け、2000年に本名・川井郁子でアルバム【 The Red Violin 】をリリース。【 The Red Violin 】は高い評価を受ける。08年にニューヨークのカーネギーホール、15年にパリ・オペラ座での公演を成功させたほか、世界的な音楽家とも共演。12年には映画【 北のカナリアたち 】の音楽を担当し、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した。

「将来のノーベル賞候補」と結婚

 05年には「将来のノーベル賞候補」ともいわれる東京医科歯科大学教授・高柳広と結婚。06年に第一子の女児を出産したが、13年に離婚した。
 現在は大阪芸術大学(演奏学科)教授を務め、「川井郁子 Mother Hand 基金」を設立して社会活動も行っている。

LAST UP 2020/03/29