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ゾマホン・ルフィン

元駐日ベナン大使。1964年6月15日生、ベナン共和国出身。ベナン国立大学卒業。本名:ゾマホン・イドゥス・ルフィン。

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笑っていいとも!史上に残る放送事故

15歳の時に父が死去

 ベナン共和国・ダサズメに生まれる。地方公務員の父に母、弟、妹の5人家族だったが、15歳の時に父が死去。コトヌー市に移り、国営放送の記者だった叔父(父の弟)のもとで暮らす。中学時代に授業で不思議の国・ニッポンを知り、興味を持ったという。

苦学して国立大学に

 叔父の家は貧しく、毎日10キロ以上の道のりを歩いて学校に通うも昼は水しか飲めず、家事の手伝いにも忙しく追われたが、睡眠時間を削って勉強に励み、当時ベナンに1つしかなかった国立大学に合格した。

中国を経て日本留学

 大学時代も昼は水しか飲めず、文房具も満足に買えない生活が続いたが、それでも勉強を続け、87年に中国に国費留学。北京語文化大学で4年、大学院で2年学ぶと、その頃に知った福沢諭吉を通じて一層日本に興味を抱き、大学院のクラスメートの父親に保証人になってもらい、94年に今度は自費で日本に留学し日本語学校に入学した。

事故で指を切断

 アルバイト中に左手人差し指を切断する事故にも遭ったがそれでも熱心に勉強し、96年に研究生として上智大学大学院に入学、翌年一般試験に合格して正式に大学院生となる。

オフィス北野に所属

 一方で98年に高円寺のラーメン屋でスカウトされ、TV番組『たけし×世界バトルⅡここがヘンだよ日本人』に出演するとキャラクターが受け、その後も『ここがヘンだよ日本人』や『笑っていいとも!』などに出演。オフィス北野所属のタレントとしてビートたけしの付き人も務め、07年には二代目そのまんま東を襲名した。

ベナン共和国の国民栄誉賞

 著書の収益で小学校や日本語学校を設立するなどベナンの発展に貢献し、02年にベナン共和国の国民栄誉賞を受賞。大統領特別顧問を務め、講演活動も行うなど日本とベナンの架け橋として活躍。

ベナン女性と結婚

 11年にベナン政府から駐日全権特命大使に任命された。12年に18歳下のベナン女性と結婚、自身が設立した『たけし日本語学校』の元生徒だという。

駐日大使を退任

 大統領交代に伴い、16年に駐日大使を退任した。

LAST UP 2020/03/21