橋幸夫(はし ゆきお)

歌手。1943年5月3日生、東京都出身。本名:橋幸男(読み同じ)。

9人兄弟の末っ子

 呉服屋を営む家に9人兄弟の末っ子として生まれる。男6人女3人で、長兄とは22歳違い。

 極真空手や柔道、ボクシングなどを習っていたが、不良になることを心配した母親の勧めで14歳で作曲家・遠藤実の歌謡教室に入門し、歌のレッスンを始める。母親は歌手に憧れがあり、自分の夢を託す想いもあったという。

潮来笠が大ヒット

 ビクターレコードのオーディションに合格して作曲家・吉田正の門下生となり、60年に【 潮来笠(いたこがさ) 】で歌手デビュー。【 潮来笠 】は大ヒットして日本レコード大賞新人賞を受賞し、NHK紅白歌合戦にも出場。

御三家

 その後も【 江梨子 】【 恋のメキシカン・ロック 】【 子連れ狼 】などヒット曲に恵まれ、62年には吉永小百合とのデュエット【 いつでも夢を 】で日本レコード大賞を受賞。63年デビューの舟木一夫、64年デビューの西郷輝彦とともに「御三家」と呼ばれ、60年代を代表するスーパーアイドルとして活躍。66年には【 霧氷 】で2度目のレコード大賞を受賞した。63年には公演中に軍刀を持った暴漢に切りつけられて負傷し、左手指に後遺症が残っている。

熱烈なファンと結婚

 71年に日本航空のキャビンアテンダントだった凡子(なみこ)さんと結婚。凡子さんは元々橋の熱烈なファンで、乗務中の飛行機に乗っていた橋に声を掛けたことから交際が始まったという。73年に長女、77年に長男と二人の子供をもうけ、長男・橋龍吾は俳優として活躍した。

お母さんは宇宙人

 89年には認知症になった母・サクさんの介護体験を綴った著書【 お母さんは宇宙人 】を出版し、ベストセラーになった。サクさんは90年に死去。

 2010年には芸能生活50周年を迎え、記念アルバム【 道程 】、シングル【 生きて、悔いなし 】を発売。これまでに発表した楽曲は500を超える。現在は歌手活動の傍ら、老人介護にまつわる講演なども行っている。

離婚再婚

 17年末に、47年連れ添った凡子さんと離婚。直後に18歳下の女性と再婚した。

LAST UP 2019/02/12