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ロザンナ

歌手。タレント。イタリア家庭料理研究家。生年月日:1950年7月3日。イタリア共和国出身。本名:加藤絽山奈(かとうろざんな)。

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ヒデとロザンナ 芸能界追放の真相

2歳半で小児麻痺にかかるも

 イタリアのヴェネト州スキオに4人兄姉の末っ子として生まれる。2歳半でポリオ(小児麻痺)にかかって右足が麻痺し、40日間隔離病棟で過ごすも奇跡的に回復。その後も病弱な子供時代を送って12歳で盲腸を手術。3週間後に扁桃腺を手術すると、それまでのかすれ声が一転、自分でも驚くほど澄んだ声になる。

17歳で来日

 14歳の時に参加した学生バンドで歌声を絶賛されたことで音楽に目覚め、ピアノも習い始めて67年、日本でバンド活動をしていた叔父に誘われ17歳で来日。ナイトクラブで歌い始めると、ちょうどデュエットのパートナーを探していた8歳上の歌手・出門ヒデ(本名・加藤秀男)と出会う。ヒデは理想の男性像にぴったりですぐに恋に落ちた言う。

ヒデとロザンナ結成

 68年にデュエット【 ヒデとロザンナ 】を結成。デビュー曲の【 愛の奇跡 】が大ヒットし、【 粋な噂 】、【 ローマの奇跡 】などもヒットして人気歌手となり、70年には【 愛は傷つきやすく 】で初のオリコン1位を獲得して『NHK紅白歌合戦』に初出場。翌年も出場した。

芸能界追放

 プライベートでもデュエット結成直後に交際を始め、妊娠を機に75年に結婚してハワイで挙式。しかし式をフジテレビに独占取材させたことやお腹の子を気遣って結婚会見をキャンセルしたことなどがマスコミの反感を買い、改めて行われた記者会見が騒動となって一時芸能界追放状態となる。レコード会社との専属契約も打ち切られ仕事が激減した。

出門英死去

 同年に長男を出産し、翌76年にレコード会社を移って【 ヒデとロザンナ 】で歌手活動を再開。その後は家庭を優先し、2男1女を育てながら芸能活動を続ける。ヒデも「出門英」として俳優としても活躍していたが、90年に結腸ガンで死去した。

 タカ&ロザンナ

 91年には著書【 愛の奇跡―ヒデが愛した子供たちへ 】が『ヒデとロザンナ物語』として神田正輝主演でドラマ化され、主題歌で【 Love Always 】ソロデビューを果たす。

 20年には兄弟デュオ【 狩人 】の高道と結成したデュオ【 タカ&ロザンナ 】【 関係ない 】でCDデビューした。

日本に帰化

 現在は芸能活動のほかイタリア家庭料理研究家としても活躍。かつてはワイドショー『モーニングショー』でキャスターを務めた。

 17年に日本国籍を取得している。日本名は加藤絽山奈(かとうろざんな)。

LAST UP 2021/02/08