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岩井友見(いわい ゆみ)

女優。日本舞踊正統岩井流宗家。生年月日:1951年5月3日。東京都出身。血液型:AB型。夫は俳優の船戸順。

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芸能一家

 祖父は日本舞踊家の初代花柳寿太郎。父は歌舞伎役者の十代目岩井半四郎。二人の妹はいずれも女優として活躍する仁科亜季子と仁科幸子、弟も一人いるので4人姉弟。母もかつてSKD(松竹歌劇団)で「月城彰子」として活躍した。

3歳で初舞台

 数えで3歳の時、歌舞伎座で行われた父・半四郎のリサイタルで初舞台を踏む。子供の頃は踊りの稽古のほか家庭教師、ピアノ、習字など習い事漬けの日々を送り、楽しく遊んだ記憶はほとんどないという。

岩井家の養女に

 中学入学を機に九代目岩井家の養女となり、岩井姓となる(旧姓は仁科)。これは父が十代目半四郎を譲り受けた際、九代目半四郎の未亡人と交わした約束によるもので、未亡人が再婚する時は、子供の一人が岩井姓を継ぐことになっていた。

祖父の遺志を継ぎ踊りの道へ

 16歳の時に祖父・花柳寿太郎が死去。遺志を受け継ぎ、踊りの道を歩むと決める。高校を学習院から文化学院に転校し、お琴、長唄、茶道なども始め、寝る間も惜しんで稽古に打ち込んだ。

ファーストキスは松方弘樹

 NHKで演技の訓練も受け、68年にNHK大河ドラマ【 竜馬が行く 】で女優デビュー。以後、女優として映画、ドラマなどで活躍し、ひと月で16本のテレビ映画を撮影したこともある。なおファーストキスは映画【 秘剣破り 】の劇中で、相手は後に妹・仁科亜季子の夫となる松方弘樹(後に離婚)。

撮影中の落馬事故で左目を失明

 21歳の時、テレビドラマ撮影中の落馬事故で網膜はく離を発症し左目を失明、右目は失明を免れるも極度の近眼となり、60日間の絶対安静、半年間の入院生活を送る。右目も失明する恐怖に襲われるなど精神を錯乱し自殺未遂も起こした。

夫は船戸順

 2年間の休業を経て舞台公演で女優に復帰。当時失明の事実は伏せていたが共演者・船戸順にだけ事実を告げ、公演中は手助けを受ける。ここでの共演がきっかけとなり76年に結婚した。船戸は13歳上で離婚歴もあったが、父・半四郎は元々知人だったこともあり結婚を反対しなかったという。

キャベジンのCMで夫婦共演

 81年に日本舞踊岩井流家元を襲名。2012年には岩井流宗家を継承。オリジナルブランド『友見の舞』できものデザイナーとしても活動。かつては【 キャベジン 】のCMで船戸と夫婦共演して話題になった。

十一代目岩井半四郎を襲名

 2020年1月、十一代目岩井半四郎を襲名することを発表した。舞踊家としての分野を継承する。同年5月に襲名公演を開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、21年5月に延期した。

関連人物

仁科亜季子

LAST UP 2020/08/16