渡辺啓太(わたなべ けいた)

バレーボールアナリスト。1983年9月30日生、東京都出身。筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ健康システム・マネジメント専攻修了。

子供の頃からパソコンに触れる

 小学校の校長だった父親がパソコン好きだった影響で、子供の頃からパソコンに触れる。中学時代には妹の算数プリントを自作したという。

データバレーと出合う

 中学校でバレーを始め、浅野学園中学・高校時代はエースアタッカーとして活躍。一方で高校1年の時、テレビのバレー中継で、ベンチにノートパソコンが置かれているのに興味を覚え、インターネット検索で「データバレー」の存在を知る。その後は国際大会があれば会場に通ってベンチサイドのスタッフを観察し、自己流のデータバレーを部活動に取り入れた。

プログラミングに没頭

 AO入試で、スポーツでのデータ活用の有用性をプレゼンし、専修大学ネットワーク情報学部に合格。バレー部に入部したものの選手としては通用せず、監督の勧めで1年の終わりにサブマネージャー兼アナリストに転身、大学の研究所にこもってプログラミングに没頭した。

「男はロマンを追わなあかん」

 04年2月、柳本晶一監督率いる全日本女子チームのアナリストに抜擢される。2大会ぶりとなる04年アテネ五輪出場に貢献してチーフアナリストに昇格、06年に専属アナリストとなった。それまでは必要な時だけ召集されていたが、柳本監督に「男はロマンを追わなあかん」と口説かれ、決まっていた就職を蹴り、新設された『専属アナリスト』のポストに就いたという。

iPadを駆使して銅メダルに貢献

 08年北京五輪では日本選手団最年少役員としてチームに帯同(アテネ五輪は現地に派遣されていない)。眞鍋政義監督のもとでもチーフアナリストを務め、09年にはイタリア・セリエAノヴァラに留学。

 10年の世界選手権では、新に導入した【 iPad 】を駆使して32年ぶりの国際大会でのメダル(銅)獲得に貢献。12年ロンドン五輪では28年ぶりの銅メダル獲得に貢献した。

アナリストとして

 現在は日本バレーボール協会ハイパフォーマンス戦略担当シニアアナリストとしてバレー界全体の強化を担うほか、日本スポーツアナリスト協会代表理事、桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部専任講師なども務めている。

LAST UP 2019/09/02