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冨田洋之(とみた ひろゆき)

元体操選手、アテネ五輪金メダリスト。1980年11月21日生、大阪府出身。順天堂大学卒業。順天堂大学大学院修了。身長166cm、体重62kg。

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スポーツで成功するには才能努力運と、もう一つ

鹿島の陰に隠れ

 母親の勧めで8歳から名門「マック体操クラブ」で体操を始める。ずば抜けた運動神経ですぐに選手コースに移るも、同学年の鹿島丈博(中学3年で全日本選手権あん馬優勝)がいたため目立つ存在ではなく、鹿島らが清風高校に進学する中、一人洛南高校に進学。

美しい体操を目指し

 入学後ビデオで見たバルセロナ五輪金メダリスト・ヴィダリー・シェルボの演技に魅了され、「美しい体操」を目指して一層練習に打ち込み、2年生でインターハイ個人総合優勝。3年生はインターハイ連覇とともに高校選抜、全日本ジュニアも制して3冠を達成した。

全日本個人総合初優勝

 大学時代は全日本学生選手権3連覇。01年には塚原直也の6連覇を阻んで全日本選手権個人総合初優勝を飾り翌年も制覇、03年の世界選手権では団体と個人総合で銅メダルを獲得した。

伸身の新月面

 6種目全てに強いオールラウンダーとして活躍し、日本のエースとして臨んだ04年アテネ五輪団体では最終種目鉄棒の最終演技者を務め、最後は伸身の新月面宙返りで着地を決めて日本男子28年ぶりとなる金メダルを獲得、個人でも平行棒銀メダルを獲得した。なお大会前から団体戦の最終演技者になることを予想していたが、もし自分の失敗で金メダルを逃したら責任を取って引退しようと考えていたと言う。

日本人31年ぶり個人総合金

 05年世界選手権では笠松茂以来日本人31年ぶり3人目の個人総合金メダルを獲得。翌年は銀メダルを獲得し、07年大会では最も観客を魅了した選手に贈られる「ロンジン・エレガンス賞」を日本人で初めて受賞した。同年は全日本選手権4連覇も達成している。

引退・結婚

 08年北京五輪では団体銀メダルを獲得するも個人総合はつり輪で落下し4位。同年12月に現役を引退し、現在は順天堂大学スポーツ健康科学部助教、日本オリンピック委員会専任コーチを務めている。なお10年に3歳年下の一般女性と結婚している。

関連人物

塚原直也 米田功

LAST UP 2011/12/17