鈴木光司(すずき こうじ)

作家。1957年5月13日生、静岡県出身。本名:鈴木晃司。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。

太宰治に魅了され

 子供の頃から海や冒険が好きで、小学6年で海洋冒険小説を執筆。県下の進学校・浜松北高校に進んだものの、ハードロックにのめり込んで勉強にはほとんど手を付けず、卒業後はミュージシャンを目指してアルバイト生活を送っていたが、その頃に読んだ【 太宰治 】に魅了され、作家を目指して上京。1年間予備校に通い、慶応大学に合格した。

劇団の脚本などで作家修業

 浪人中は本を読み漁り、大学時代は劇団に所属して脚本を担当するなど、常に作家修業に励み、卒業後は塾の講師や家庭教師、フリーライターなどをしながら執筆活動に取り組む。

2作目のリングがベストセラーに

 26歳の時に小学校の同級生で初恋の女性と結婚し、二女をもうける。高校教師だった妻に代わり、主夫として家事・育児をしながら執筆を続け、90年に日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞の【 楽園 】で作家デビュー。91年に発表した2作目の【 リング 】がベストセラーになり、映画【 リング 】も大ヒット。ハリウッド版【 ザ・ リング 】も製作された。

らせん、ループもヒット

 その後は続編の【 らせん 】【 ループ 】がヒットする一方、育児経験にもとづくエッセイも出版し、02年にはベストファーザー賞を受賞。「少子化への対応を推進する国民会議」の委員も務めた。

シャーリー・ジャクスン賞

 05年に9年ぶりのホラー作品【 アイズ 】を発表。13年には【 エッジ 】がアメリカの文学賞「シャーリー・ジャクスン賞」の長編部門に選ばれた。長編部門に選ばれるのは日本人初。

LAST UP 2013/07/15