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道下美里(みちした みさと)

陸上競技選手(視覚障害者マラソン):三井住友海上所属。生年月日:1977年1月19日。山口県下関市出身。旧姓:中野。身長144㎝。

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谷真海 パラスポーツの力

小学4年で眼病を発症

 山口県下関市で本屋を営む家に、3人兄姉の末っ子として生まれる。小学4年で目の病気を発症。毎日1時間おきの点眼を強いられるも中学2年で視力が0.1まで低下し、度重なる角膜移植手術の末右目を失明する。

アイドルを目指した高校時代

 高校時代は再度の角膜手術で長期欠席もあったが、それ以外はごく普通の女子高生として過ごし、アイドルを目指したこともあったという。

病気が判明

 短大卒業後レストランで働き、自分の店を持つのを目標に調理師免許も取得したが、25歳で左目も罹患。レストランを辞め、手術を受けるも左目の視力も低下した(現在は0.01以下)。この頃に、それまで原因不明だった病気が「膠様滴状角膜ジストロフィー」という遺伝性のものだと判明している。

マラソンに出場

 母親の勧めで盲学校に入学すると、たくさんの仲間から刺激を受けて前向きになり、陸上競技にも取り組むようになる。卒業後マッサージ師や鍼灸師をしながら陸上を続け、中距離に限界を感じてマラソンに転向すると、初マラソンを3時間38分36秒で完走。翌09年の国際盲人マラソンかすみがうら大会で初優勝を飾った(3時間26分44秒)。

リオパラで銀メダル

 14年4月のIPCマラソンワールドカップで銀メダル獲得し、12月に地元山口県で行われた防府読売マラソンでは当時の世界記録(2時間59分21秒)で優勝。視覚障がい者女子マラソンが正式種目に採用された16年リオパラリンピックでは銀メダルを獲得。

世界新記録

 17年の防府読売マラソンで、2時間56分14秒の世界新記録を樹立。20年2月の別府大分毎日マラソンで自身の記録を1分52秒更新する、2時間54分22秒の世界新記録を樹立した。

東京パラリンピック金メダル

 21年の東京パラリンピックでは女子マラソン(視覚障害T12)で3時間0分50秒のパラリンピック新記録で金メダルを獲得した。

結婚相手はバイトの先輩

 なお09年に結婚した建築業の男性は短大時代のアルバイト先の先輩で、初めて会った日に「好きです。結婚しよう」と言われたという。当時は別に恋人がおり、卒業後疎遠になったが8年後に再会。この時も「結婚しよう」と言われ「今は陸上が恋人」と断ったが、後に交際を始めた。

関連項目

東京パラリンピック特集

LAST UP 2021/09/06