香西宏昭(こうざい ひろあき)

車いすバスケットボール選手。クラス:3.5。1988年7月14日生、千葉県出身。イリノイ大学卒業。所属チーム:NO EXCUSE。

先天性両下肢欠損

 先天性両下肢欠損のため、生まれつき両ひざから先がない。

 バスケ経験者の父親と幼い頃からバスケに親しむ。近所の体育館で、車椅子に乗ったままシュートしたりバスケットボールで遊んだという。

小学6年で千葉ホークスに加入

 小学6年の時、強豪『千葉ホークス』の車いすバスケ体験会に参加。そこでキャプテン(当時)京谷和幸に「一緒にやってみないか」と誘われ、千葉ホークスに加入。一人大人に交じると、チーム練習に加えて及川晋平(現日本代表ヘッドコーチ)との個人練習にも打ち込んで実力を付ける。

マイク・フログリーとの出会い

 中学1年の時には及川が開催した『Jキャンプ』に参加し、世界的名将マイク・フログリーの指導を受ける。『10年後が楽しみで賞』を受賞し、【 スラムダンク 】の作者・井上雄彦のサイン入りバスケットボールが贈られた。

 中学3年の時にはイリノイ大学主催のイリノイ・ジュニアエリートキャンプに参加。ここでもマイク・フログリーの指導を受け、「高校を卒業したらイリノイ大学に来ないか」と誘いを受ける。

日本選手権2年連続MVP

 千葉県立若松高校時代は千葉ホークスで主力として活躍し、05年からの日本車椅子バスケットボール選手権3連覇に貢献。06、07年と2年連続でMVPを受賞した。

全米大学リーグ2年連続MVP

 高校卒業後の07年8月に単身渡米。練習生としてイリノイ大学車いすバスケチームでプレーしながらコミュニティカレッジで勉強にも励み、10年1月にイリノイ大学に編入。正式メンバーになると、マイク・フログリーのもと全米大学選手権優勝に貢献。キャプテンも務め、全米大学リーグでは2年連続シーズンMVPを受賞した。

プロ車いすプレーヤーに

 13年8月にイリノイ大学を卒業し、9月にドイツ・ブンデスリーガ『BGバスケッツハンブルク』とプロ契約を結び、プロ車いすバスケットボールプレーヤーとなる。14年には日本の所属チームを千葉ホークスから『NO EXCUSE』に移籍。17年にはドイツでもブンデスリーガ屈指の強豪『RSVランディル』に移籍し2シーズンプレー。1シーズン目にドイツカップ優勝、2シーズン目にはヨーロッパクラブ選手権で3位に入ったが、東京パラリンピックに向け、日本代表の活動に注力するため19年5月に帰国。6シーズン過ごしたドイツを離れ、今後は日本を拠点にプレーするという。

日本代表

 U23日本代表として05年ジュニア世界選手権で銀メダルを獲得し、オールスター5賞を受賞。08年北京(7位)、12年ロンドン(9位)、16年リオデジャネオイロ(9位)と3大会連続でパラリンピックに出場し、現在は20年東京パラリンピックでの日本男子初メダル獲得を目指している。なおNO EXCUSE、日本代表の背番号55は憧れの野球選手・松井秀喜にあやかったもの。

【 著書・関連書籍 】

LAST UP 2019/08/30