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葛西紀明(かさい のりあき)

スキー選手(ジャンプ):土屋ホーム所属。生年月日:1972年6月6日。北海道出身。東海大学付属第四高校卒業。身長176cm、体重59kg。血液型AB型。

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スポーツで成功するには才能努力運と、もう一つ

テストジャンパーで優勝者を上回る

 札幌五輪直後の72年6月に生まれる。同大会で表彰台を独占した「日の丸飛行隊」の影響でスキージャンプが盛んだったこともあり、小学3年でジャンプ少年団に入団。持ち前の運動神経と熱心な練習でメキメキ上達し、中学3年の時に宮様大会のテストジャンパーを務めて優勝者を上回る飛距離を記録、「天才少年」として注目を集めた。

最年少16歳で世界選手権

 名門・東海大四高に進学し、1年生からW杯に参戦。89年1月にSTV杯で優勝し、2月には日本代表史上最年少の16歳で世界選手権に出場。ノーマルヒル54位、ラージヒル57位。

カミカゼ・カサイ

 高校卒業後地崎工業に入社し、1年目の92年にアルベールビル五輪に出場。当時注目を集めていた「V字ジャンプ」に大会1ヶ月前から取り組んだもののNH31位、LH26位に終わる。しかし五輪後V字ジャンプをマスターして大きく飛躍し、五輪直後のW杯で初の表彰台を経験すると翌月には世界フライング選手権で優勝。その後は日本のエースとして活躍し、独特の飛行姿勢から「カミカゼ・カサイ」の呼び名でヨーロッパでも人気を獲得した。

14年ソチで個人銀、団体銅

 10年バンクーバーオリンピックはNH17位、LH8位、団体5位。7大会連続となった14年ソチオリンピックでは個人LH銀、団体では銅メダルを獲得した。

平昌オリンピック

 8大会連続となった18年平昌オリンピックでは開会式で日本選手団旗手を務める。NH21位、LH33位(いずれも個人)。

北京オリンピック

 22年北京オリンピック代表入りならず、冬季五輪連続出場は8で途切れたが、現役続行を表明。22年1月の雪印メグミルク杯で優勝、17年の全日本選手権ラージヒル(兼NHK杯)以来4季ぶりの優勝を飾った。

5つのギネス世界記録に認定

 「ワールドカップ最年長優勝」「冬季五輪8大会連続出場」「冬季五輪スキージャンプ最年長メダリスト」「ワールドカップ最多出場」「ノルディックスキー世界選手権最多出場」の5つのギネス世界記録に認定されている。

プレイングマネージャー

 なお地崎工業スキー部が98年に廃部し、移籍したマイカルも廃部したため01年から土屋ホームに所属。09年4月には監督にも就任し、現在は土屋ホームスキー部のプレイングマネージャーとなっている。 

関連人物

岡部孝信 原田雅彦

LAST UP 2022/02/01