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池上彰(いけがみ あきら)

ジャーナリスト。1950年8月9日生、長野県出身。慶應義塾大学経済学部卒業。

子供の頃から本と新聞が大好きで

 父親が本好きで家にたくさんの本があったため、子供の頃から読書が大好きで小遣いは本につぎ込み、その頃に【 続 地方記者 】(絶版)と出合って地方記者に憧れるようになる。新聞を読むのも好きで毎日社会面から連載小説まで読み込んだと言う。

新聞記者に憧れる

 高校時代は中国新聞社と暴力団の対決を描いたドラマ【 ある勇気の記録 】や本多勝一のベトナム戦争ルポ【 戦場の村 】を通じて新聞記者への憧れを強くし、卒業後慶応大学に進学。なお受験時は学生運動の影響で東京大学の入試は行われていない。

これからは放送の時代とNHKを受験

 大学で学生運動を目の当たりにするも、実際に見たものと報道されているものが異なっていたことで「マスコミに入って正しく伝えたい」と思い、72年の「あさま山荘事件」を見て「これからは新聞より放送の時代かも知れない」と考えてNHKの採用試験を受験。合格して73年4月に記者としてNHKに入局した。

憧れの地方記者に

 新人研修終了後の同年6月、自ら地方局を希望して島根の松江放送局に配属され、76年には広島放送局の呉通信部に移り、憧れだった地方記者として6年間活躍。なお松江時代に結婚し、呉で長女が誕生している(現在は1男2女の父)。

『週刊こどもニュース』

 79年に東京放送局の報道局社会部に転勤して警視庁、文部省などを担当した後、89年にキャスターに転身。『ニュースセンター845』や『イブニングネットワーク』などを担当し、94年にスタートした『週刊こどもニュース』ではお父さん役で出演。子供にもわかりやすいニュース番組として好評を博した。

NHKを退職

 05年3月、11年間出演した『週刊こどもニュース』を自らの希望で降板。同月でNHKを退職して独立し、その後はフリージャーナリストとして活動。『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』の解説が好評を博して「いい質問ですねぇ」が10年の新語・流行語大賞のトップテンに選ばれるなど報道番組や情報番組に引っ張りだこになったが、取材・執筆活動に専念するため11年春にレギュラー番組を降板した。

多方面で活躍

 現在はテレビ出演や講演活動のほか、名城大学などで教授もつとめるなど幅広く活躍している。

LAST UP 2019/08/11