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藤井直伸(ふじい なおのぶ)

バレーボール選手。ポジション:セッター。1992年1月5日 - 2023年3月10日。宮城県出身。順天堂大学卒業。身長183cm、体重79kg。

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中学校に野球部がなく

 宮城県石巻市に生まれる。子供の頃は自宅の側にある海が遊び場だったという。

 小学生時代は野球に打ち込んだが、中学校に野球部がなく、バレー部に入部。セッターになると、3年生の時に宮城県選抜に選ばれ、JOC杯(全国都道府県対抗中学大会)に出場。

バレーは高校で辞めるつもりが

 東北高校の誘いもあったが、バレーは高校限りにするつもりだったため就職率の高い古川工業高校に進学。春高出場はないが、国体の宮城県代表に選出。全国レベルでのプレーに手応えを感じ、大学バレーの名門・順天堂大学に進学した。

東日本大震災で実家が被災

 大学1年の時に東日本大震災で実家が被災。水産関係の仕事をしていた父が職を失い、大学を辞める決意をしたが、大学の理事長の知人の厚意で学費が免除となり、バレーを続けることができたという。

東レ入部

 レギュラー入りしたのが4年生と遅かったものの、東レから声がかかって入部。1年目の14/15シーズンから出場機会に恵まれ、持ち味であるミドルブロッカーを積極的に使うトスワークを武器に活躍し、15年5月の黒鷲旗で準優勝。16/17シーズンは天皇杯とV・プレミアリーグの二冠に貢献し、自身初のプレミアリーグ、ベスト6を受賞した。

主将就任

 20年度は一人で副将を務め(前季は選手全員が副将)、21年5月、21年度の東レアローズ主将に就任した。

日本代表

 日本代表には17年に初選出。同年のアジア選手権で優勝に貢献し、ベストセッター賞を受賞。

 19年2月、試合中に左手を骨折。全治3か月も復帰して同年のワールドカップに出場し、日本代表過去最多の8勝、28年ぶりの4位に貢献した。

東京オリンピック

 自身初の五輪となった21年東京オリンピックでは、92年バルセロナ以来29年ぶりの日本男子の五輪勝利に貢献。バルセロナ五輪以来となる決勝トーナメント進出を果たしたが、準々決勝で前回王者ブラジルにストレートで敗れ、4強はならなかった。

セッター婚

 五輪後のアジア選手権では準優勝に貢献。21年9月、元女子日本代表のセッター・佐藤美弥さんと結婚したことを発表した。

胃がんを公表

  22年2月、自身のSNSで胃がんのステージ4で闘病中であることを公表した。本人の強い希望もあり、主将は交替しない予定であるとチームが発表している。

死去

 23年3月12日、所属の東レが3月10日に死去したことを発表した。31歳だった。

関連人物

佐藤美弥 篠田歩 髙橋健太郎 富松崇彰 西田有志 米山裕太
21年度男子日本代表登録メンバー

LAST UP 2023/04/04