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武良布枝(むら ぬのえ)


漫画家・水木しげるの妻。1932年、島根県出身。旧姓:飯塚。

 6人兄弟の4番目三女として生まれ、両親祖母と家族9人の大所帯で育つ(もう一人兄がいたが幼くして亡くなっている)。妖怪話を聞いて育った水木しげる同様、幼い頃から寝床で祖母が話す怪談や民話を聞くのが楽しみだったという。
 戦時中は食事にも事欠く貧しい生活を送ったが13歳で終戦。戦後それまで村の議員や反物の販売などをしていた父親が酒屋を始めると繁盛したため、女学校卒業後店で働き始めた。なお身長が165cmと当時としてはかなりの大柄で、女学校時代は学年一の長身だったという。
 その後は忙しく働き、引っ込み思案な性格もあって29歳まで独身でいたが、61年1月、叔父の仲介で当時貸本漫画家だった水木しげる(本名:武良茂)とお見合いをすると父親が水木をとても気に入り、わずか5日後に結婚式を挙げて上京、水木の住む東京・調布の家で結婚生活を始める(当時水木39歳、布枝29歳)。
 しかしそれなりの暮らしをしていると聞かされていた水木の生活は実際は非常に貧しく、ことあるごとに質屋に通い、ある時は電気を止められ、またある時は税務署員が「こんな収入で生活できるわけがない、所得をゴマかしているのではないか」と家に押しかけて来る程だったが、それでも戦争で左腕を失い、右手一本で漫画を描き続ける水木の真摯な姿勢に胸を打たれ、時には作画を手伝うなど貧しいながらも手を取り合って生活し、62年には長女を出産。
 長らく不遇の時代を送っていた水木だったが、65年に「別冊少年マガジン」に掲載された【 テレビくん 】が講談社児童漫画賞を受賞して脚光を浴びると、その後【 悪魔くん 】【 ゲゲゲの鬼太郎 】などが妖怪ブームを呼ぶほどの人気を獲得、一躍人気漫画家となり極貧生活に終わりを告げた。
 66年には長女と同じ12月24日に次女を出産。08年に出版した自伝【 ゲゲゲの女房 】はNHK連続テレビ小説でドラマ化されて10年度上半期に放送。ドラマ【 ゲゲゲの女房 】は飯田布美枝(武良布枝)役の松下奈緒と村井茂(水木しげる)役の向井理で人気を獲得して高視聴率を記録し、「ゲゲゲの〜」は流行語大賞の年間大賞に選ばれた(受賞者は武良布枝)。なお【 ゲゲゲの女房 】は吹石一恵と宮藤官九郎で映画化もされている。

LAST UP 2010/12/01
 
作品
関連項目
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