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梯剛之(かけはし たけし)


ピアニスト。1977年8月2日生、東京都出身。

 ビオラ奏者の父と声楽家の母の間に三人兄弟の末っ子として生まれる。小児がんの一つ「網膜芽細胞腫」により生後1ヶ月で右目の眼球を摘出。間もなく左目も失明し、しばらく辛い治療や検査が続いたが、そんな時でも音楽を聴かせると泣くのを止めて聴き入ったと言う。
 ピアノの先生もしていた母のもとで生後3、4ヶ月からピアノに親しみ、4歳から佐々木弥栄子について本格的にレッスンを始める。一方で障害者センターを経て普通保育園に通い、兄姉と同じ市立小学校進学を希望。初めは拒絶され盲学校へ行くよう言われたが、周囲の協力もあって入学を認められた。
 小学2年の時にポリーニが弾くショパンの【 エチュードop.10 】を聴いてピアニストに憧れるようになり、3年生から高岡慶子、5年生からは阿部美果子のレッスンを受ける。音楽大学の附属中学への進学を望んだが受験を断られたため、オーストリアに渡ってウィーン国立音楽大学準備科に入学。ヴァイスハール教授に師事し、盲学校にも通いながらレッスンに打ち込んだが、13歳で病気が再発。帰国して左目の眼球摘出手術を受けた。
 療養中に母に勧められて聴いた【 コルトーの芸術 】に感動して一層ピアノへの想いを強くし、1年の休学を経てウィーンに戻りレッスンを再開。15歳で初めて出演した発表会での演奏をヴァイスハールに評価されてコンクールに挑戦するようになり、94年にチェコの盲人弱視者国際音楽コンクール、ドイツのエトリンゲン青少年国際ピアノコンクールで優勝。98年には世界4大コンクールの一つ、ロン・ティボー国際音楽コンクールで第2位に入賞した。
 99年には当時父・梯孝則が在籍していたNHK交響楽団と共演。03年には憧れのマエストロ・小澤征爾との共演も果たすなど、日本をはじめアメリカ、ヨーロッパ、南米などでも演奏している。

LAST UP 2011/09/08
 
作品   

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